現場ごとの材料費の管理|一人親方がいくら使っていくら請求したかを分かるようにする方法
この記事の要点
- 材料の仕入は、買ったときに「どの現場の分か」を付けて記録する
- ビスやボンドなど複数の現場で使う材料は、扱いを決めておく(現場に割り振る・共通の経費にする)
- 現場が終わったら、拾い出した数・買った数・請求した額を見比べて、次の見積に生かす
「この現場、材料にいくら使ったっけ」。現場が重なると、レシートや納品書がまとまってしまい、現場ごとの材料費が分からなくなりがちです。現場ごとに分けておくと、請求漏れを防げるだけでなく、次の見積の精度も上がります。
現場ごとに分ける理由
- 請求漏れを防ぐ:材料費を元請に請求するとき、現場ごとに何を買ったかが分かる
- 利益が見える:工賃と材料費を合わせて、その現場でいくら残ったかが分かる
- 次の見積に生かせる:似た現場で材料がどれくらいかかったかが分かる
買ったときに現場を付けて記録する
記録は、買ったその場か、その日のうちにするのが続けるコツです。
- 日付・建材店
- 現場名
- 品名・規格・数量・単価・金額(税込か税抜か)
- 追加・返品・値引き・配送費
追加と返品の残し方は追加・返品の記録のしかた、返品の注意は余った材料の返品のしかたで説明しています。
複数の現場で使う材料
ビス・釘・ボンド・テープのように、まとめて買って複数の現場で使う材料は、扱いを決めておきます。
- 現場に割り振る:使った量の目安で、各現場の材料費に入れる。元請に材料費として請求するならこちら
- 共通の経費にする:現場の材料費には入れず、消耗品などの経費として扱う
どちらにするかを決めておけば、毎回迷わずに済みます。
請求済み・未請求を見分ける
現場ごとの記録には、「元請に請求したかどうか」も残しておきます。締め日ごとに請求していると、同じ現場の材料が何回かの請求に分かれることがあり、どこまで請求したかが分からなくなると、請求漏れや二重請求の原因になります。
現場が終わったら振り返る
現場が終わったら、次の3つを見比べます。
- 拾い出しで出した数(計算した数)
- 実際に買った数(追加・返品を含む)
- 元請に請求した額と、入金された額
拾い出しの数と買った数の差が大きい材料は、数え方やロスの見込みを見直すきっかけになります。拾い出しの手順は材料の拾い出しのやり方をご覧ください。
ザイジンでの管理
ザイジンでは、仕入・追加・返品・値引き・配送費を現場ごとに記録し、元請に請求した明細は「請求済み」になります。メニューの「集計・振り返り」で、現場別の仕入と、その中の未請求の額を期間を指定して見られます。
よくある質問
- 複数の現場で使うビスや釘は、どの現場の材料費にすればいいですか?
- やり方は2つです。使った量の目安で現場に割り振るか、現場には入れずに共通の経費として扱うか。元請に材料費として請求する材料なら、どの現場の分かを決めておく必要があります。
- レシートを現場ごとに分けるのが大変です。
- 買ったその場で、現場名と品名・数量・金額を記録するのが一番楽です。月末にまとめて分けようとすると、どの現場の分か思い出せなくなります。